今宮神社はなぜ「玉の輿神社」?ご利益・見どころ・あぶり餅を紹介

今宮神社はなぜ「玉の輿神社」?ご利益・見どころ・あぶり餅を紹介

「今宮神社って、どうして“玉の輿神社”と呼ばれているの?」
「せっかく行くなら、見どころやあぶり餅も楽しみたい」

京都・紫野にある今宮神社は、厄除けや健康長寿のご利益で知られる神社です。

そんな今宮神社には「玉の輿神社」と呼ばれる意外な一面も。

この記事では京都人の私が今宮神社のご利益や見どころ、参拝後に楽しみたい名物「あぶり餅」まで紹介します。

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そんなに大きな神社ではないですが、見どころはたくさん!

この記事を読んで由来や見どころを知れば、今宮神社をより深く楽しめるでしょう。

目次

今宮神社はどんな神社?

今宮神社はどんな神社?

今宮神社が建てられたのは平安時代。

当時の京都ではたびたび疫病が流行し、その原因は疫神の怒りによるものと考えられていました。

そこで疫神を鎮めるために祀られたのが、今宮神社の始まりです。

今宮神社で授かれるご利益

今宮神社は、もともと疫病を鎮めるために祀られた神社です。

そのため、現在も厄除けや疫病退散、健康長寿のご利益で知られています。

また、境内には良縁や縁結びにまつわるお社もあり、今宮神社全体ではさまざまなご利益を授かれるのも特徴。

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特に女性から注目されているのが、「玉の輿」のご利益です。

今宮神社と「玉の輿」の由来

今宮神社が「玉の輿神社」と呼ばれる理由として知られているのが、桂昌院(けいしょういん)の存在です。

桂昌院は京都・西陣に生まれたと伝わる女性で、幼いころは「お玉」と呼ばれていました。

その後、江戸城へ奉公に出て三代将軍・徳川家光の側室となり、のちの五代将軍・徳川綱吉を出産。最終的には将軍の母という立場まで上りつめます。

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庶民の娘から将軍家の一員となったその人生は、まさに大出世。

このお玉さんの物語と「輿入れ」が結びつき、「玉の輿」という言葉の由来になったといわれています。

桂昌院は故郷・京都への思いが深く、今宮神社の復興にも力を尽くしました。

こうした縁から、今宮神社はいつしか「玉の輿神社」とも呼ばれるようになりました。

今宮神社の見どころ7選

今宮神社の見どころ7選

今宮神社の境内には、見どころが点在しています。

今回は、参拝の際に特に注目してほしい7つのスポットを紹介します。

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

玉の輿守り

今宮神社のお守り

今宮神社らしい授与品として人気なのが「玉の輿守り」です。

お守りにはお玉さんの生家が八百屋だったことにちなみ、京野菜がデザインされています。

今宮神社は西陣地域とも深いつながりがあり、お守りに西陣織が使われているのもこの土地らしさを感じるポイント。

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玉の輿のご利益を願って今宮神社を訪れたなら、ぜひ手に入れておきたいお守りです。

色違いでいくつか用意されているので、参拝の記念も兼ねてお気に入りを選んでみてください。

阿呆賢さん(あほかしさん)

阿呆賢さん(あほかしさん)

境内にある「阿呆賢さん」は、願いが叶うかどうかを石の重さで占う「重軽石」です。

まず石を手のひらで3回軽く叩いて持ち上げ、重さを覚えておきます。

一度石を戻したら、願い事をしながら3回なで、もう一度持ち上げてみましょう。

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最初より軽く感じれば願いが叶う、重く感じればまだ努力が必要と伝えられています。

東門と参道

東門と参道

今宮神社を訪れたら、東門から続く石畳の参道にも注目してみてください。

両側には、名物「あぶり餅」の老舗「一文字屋和輔」と「かざりや」が向かい合い、昔ながらの京都らしい風景が残っています。

東門は1881(明治14)年に建てられた建物で、国の登録有形文化財にも登録されています。

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この東参道は映画『国宝』のロケ地。劇中では、襲名披露のお練りのシーンが撮影されました。

映画を観た方なら、参拝とあわせてロケ地巡りを楽しむのもよさそうです。

見開きの御朱印

見開きの御朱印

今宮神社では、通常の御朱印のほか見開きタイプの御朱印も授与されています。

見開きの御朱印には、今宮神社を代表する祭り「やすらい祭」の花笠が描かれており、今宮神社らしさを感じられるデザイン。

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御朱印を集めている方はもちろん、今宮神社らしい参拝の記念を残したい方にもおすすめです。

御朱印の種類や初穂料は変更される場合があるため、参拝時に最新情報をご確認ください。

八社

八社

今宮神社の境内西側には、8つの小さなお社が並んでいます。

お社主なご利益
大国社縁結び・商売繁盛
蛭子社商売繁盛・福徳
八幡社厄除け・開運・勝運
熱田社厄除け・開運
住吉社交通安全・航海安全
香取社勝運・武運
鏡作社技芸上達・ものづくり
諏訪社勝運・五穀豊穣・交通安全

今宮神社の境内で、さまざまな信仰にお参りできる場所です。

それぞれにゆかりや神徳が異なるので、願いや目的に合わせてお参りしてみるのもいいでしょう。

宗像社のナマズ

今宮神社のナマズ

手水舎の近く、少し奥まった場所にある宗像社には宗像三女神が祀られています。

このお社で注目したいのが、台座にさりげなく彫られたナマズ。

目立つ場所にあるわけではないので、知らずに訪れると気づかないかもしれません。

ナマズは昔から地震と結びつけられてきた生き物で、宗像社では地震除けのお守りのような存在としても親しまれています。

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さらに、このナマズは宗像三女神に願いを届ける使いともいわれています。

そのため、写真に撮って持ち歩いたり、スマートフォンの待ち受けにしたりすると、美・金運・良縁・地震除けなどのご利益にあやかれるとも。

宗像社を訪れたら、ぜひ台座までよく見てナマズを探してみてください。

織姫社

織姫社

今宮神社の境内には、機織りの神さまを祀る「織姫社」があります。

今宮神社は、西陣地域のほぼ全域から氏神として信仰されてきた神社。

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西陣織の歴史や発展とも深い関わりがあり、織姫社はその土地柄を感じられるお社のひとつです。

織物の町として発展してきた西陣では、機織りや手仕事に関わる人々にとってこうした神さまへの信仰も身近なものだったのでしょう。

「織姫」といえば七夕伝説でも知られる存在。

そこから、良縁や遠距離恋愛のご利益を願ってお参りする人もいるそうです。

今宮神社名物「あぶり餅」

今宮神社名物「あぶり餅」

今宮神社を訪れたら、参拝とあわせて楽しみたいのが名物の「あぶり餅」です。

きな粉をまぶした小さなお餅を竹串に刺し、炭火で香ばしく炙ってから、白味噌ベースの甘いたれを絡めたもの。

ひと口サイズで食べやすく、焼きたては外側が香ばしく中はやわらかです。

お店があるのは、東門を出た先の参道。

向かい合うように2軒の老舗が並んでおり、今宮神社らしい風景のひとつになっています。

一和とかざりや、どっちに行く?

東門を出て左側にあるのが「一文字屋和輔」、通称「一和」。右側にあるのが「かざりや」です。

一和は長い歴史を持つことで知られ、かざりやも昔から参拝客に親しまれてきた老舗です。

味わいは、一和がややあっさりめで上品な甘さ、かざりやは白味噌だれの甘みが少し濃く、香ばしさもしっかり感じられる印象。

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とはいえ、正直なところ大きな違いがあるわけではありません。

それでも京都の人は案外、「うちはこっち」と贔屓のお店が決まっていたりします。

初めてならその日の雰囲気や混み具合で選んでもいいですし、時間があれば両方食べ比べてみるのも楽しいでしょう。

あぶり餅を食べるなら知っておきたいこと

あぶり餅は店内でいただけるほか、持ち帰りもできます。

両店ともメニューはあぶり餅のみで、お休みは毎週水曜日。

また、支払いは現金のみです。

クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済は利用できません。

営業時間や価格は変更される場合があるため、訪れる前に最新情報を確認しておきましょう。

今宮神社の祭事・行事

今宮神社の祭事・行事

今宮神社では、一年を通してさまざまな祭事や行事が行われています。

なかでも有名なのが、春の「やすらい祭」と「今宮祭」です。

やすらい祭

やすらい祭

毎年4月の第2日曜日に行われる「やすらい祭」は疫病退散を願う祭り。

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京都三奇祭のひとつにも数えられています。

赤い花笠を先頭に、赤や黒の長い髪をつけた鬼たちが太鼓を鳴らしながら踊って町を進む姿はなんとも独特な光景です。

春になると疫神が町に出てくると考えられていた時代、その疫神を花笠に集めて今宮神社へ導き、鎮めるために始まったといわれています。

花笠の下に入ると、一年間無病息災で過ごせるとも。

今宮神社の成り立ちとも深く関わる、ぜひ一度見てほしいお祭りです。

今宮祭

今宮祭

今宮祭は、毎年5月に行われる今宮神社の大きなお祭りです。

神幸祭の日には、今宮神社の神さまが3基の神輿に乗って神社を出発し、上京区・西陣にある御旅所へ向かいます。

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今宮神社の氏子地域は北区から西陣一帯まで広がっており、御旅所はその氏子地域の中にある大切な場所。

神さまは御旅所で数日間過ごし、還幸祭の日に再び今宮神社へ戻られます。

行列には神輿だけでなく、獅子舞や牛車、八乙女なども加わり、町の中はとても賑やかな雰囲気になります。

神さまが氏子の町々を巡り、地域の人々とつながる―そんな京都らしい祭りの形を感じられる行事です。

その他の祭事・行事

今宮神社ではやすらい祭や今宮祭のほかにも、一年を通してさまざまな祭事や行事が行われています。

ここでは、その中から代表的なものを紹介します。

祭事や行事の日程・内容は変更される場合があるため、訪れる前に最新情報を確認してください。

ネクタイ感謝焼納祭

毎年10月1日に織姫社で行われる「ネクタイ感謝焼納祭」は、使わなくなったネクタイを持ち寄り、一本一本に感謝を込めて焼納する神事です。

今宮神社と西陣織とのつながりを感じられる、少し珍しい行事のひとつ。

当日、焼納するネクタイを持参した方には、先着100名限定でネクタイ協会から新しい西陣織のネクタイがもらえます。

例祭

今宮神社において1年で最も重要とされる祭礼で、10月上旬の2日間にわたって行われます。

初日の夜はかがり火だけが揺れる中で神事舞が奉納され、翌日は雅楽の音色に包まれながら、優雅な舞が披露されます。

平安時代を思わせる、雅やかで厳かな空気を味わえる2日間です。

フリーマーケット

毎月1日(5月除く)には、境内でフリーマーケットが開催されています。

季節の野菜や果物、手作り品、古着、リサイクル品などのお店が並び、観光というより地元の日常に少し触れられるような雰囲気です。

今宮神社へのアクセス・基本情報

今宮神社へのアクセス・基本情報

今宮神社は、京都市北区・紫野にあります。

京都駅からは少し離れていますが、市バスや地下鉄を使えば簡単にアクセスできます。

ここでは、最寄りのバス停や駐車場、参拝の所要時間などをまとめます。

基本情報

【住所】〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
【電話番号】075-491-0082
【公式サイト】http://www.imamiyajinja.org

アクセス

最寄りのバス停は「今宮神社前」または「船岡山」です。

  • 市バス46番 →「今宮神社前」下車すぐ
  • 市バス1・北8・12・M1・204・205・206番 →「船岡山」下車、徒歩7分

京都駅からは、市バス205・206番を利用して船岡山まで向かうこともできます。

ただし、京都駅から市バスでそのまま向かうと時間がかかることも。

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地下鉄で北大路駅まで移動し、北大路バスターミナルからバスに乗り換える方がスムーズです。

北大路駅から今宮神社までは徒歩でも20分ほどなので、天候や体力に合わせて選んでみてください。

駐車場

今宮神社の境内北西側には、44台収容の有料駐車場があります。

  • 9:00〜18:00:最初の60分100円、以降30分100円
  • 18:00〜翌9:00:60分100円
  • 年末年始(12月31日〜1月5日):終日60分500円

参道にあるあぶり餅店を利用すると、駐車料金が1時間無料になります。

ただし、週末や祝日、連休などは満車になることも。

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周囲にはパーキングが少ないため、できれば公共交通機関を利用するのがおすすめです。

参拝時間・所要時間

境内だけを参拝するなら、30分前後で回れます。

見どころをゆっくり巡り参拝後にあぶり餅まで楽しむなら、1時間ほどみておくとよいでしょう。

見どころいっぱいの今宮神社を楽しもう

見どころいっぱいの今宮神社を楽しもう

 今宮神社は「玉の輿神社」として知られていますが、魅力はそれだけではありません。

厄除けや健康長寿の信仰、西陣との深いつながり、境内に残る個性的なお社、そして京都らしい祭事など、歩いてみるとさまざまな表情が見えてきます。

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参拝のあとは、東門前であぶり餅を味わうのも忘れずに。

京都の中心部から少し離れているぶん、比較的落ち着いた雰囲気で参拝できるのも今宮神社の魅力です。

次の京都旅では「玉の輿」のご利益だけでなく、今宮神社と西陣の歴史や文化にも触れながら歩いてみてください。

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