「もっと京都人っぽく京都を楽しみたい」
「ゆっくりお散歩しながら、京都の良さを感じたい」
本当の京都を知るには、京都の街歩きをするのが一番!
なぜなら京都の文化は、京都の人々が住んでいる場所に根付いているからです。
今回は新しい視点での京都の街歩きについて、ご提案します。
この記事を読めば、京都での新しい過ごし方が見えてきますよ。
京都の街並みを楽しみながら、京都の文化を知る

京都の街並みには、京都人の文化が随所に見られます。
京都の街をお散歩する際に、ぜひチェックしてほしいポイントは次の通りです。
あなたはどれくらいご存知ですか?
一つずつ、詳しくチェックしていきましょう!
京都を歩く上でマスターしておきたい「通り名」のルールは、こちらの記事をご覧ください。

お家の守り神「鍾馗(しょうき)さん」を探せ!

「鍾馗さん」をご存知ですか?
京都のおうちの屋根の上に乗っている瓦でできた小さなお人形、それが鍾馗さんです。
沖縄の屋根にいる、シーサーみたいな感じでしょうか。
鍾馗さんは、お家の中に悪いもの(疫病や邪気、悪霊など)が入ってくるのを防いでくれる、お家の守り神です。
京都の街を歩いていると、いろんなところで鍾馗さんに出会えます!
鍾馗さんの大きさはさまざま。そして、いろんなタイプがあるんですよ。
- ゴールドな金ピカ鍾馗さん
- ガスメーターに乗っている鍾馗さん
- 屋根付きのお部屋にいる鍾馗さん
- 宙に浮いている鍾馗さん
街歩きをしながら、あちらこちらのユニークな鍾馗さんを探してみませんか?
鍾馗さんってだれ?
中国に伝わる道教系の神様で、魔物を払うという伝説の人物です。
なぜ、京都のお家の鍾馗さんが屋根の上に乗るようになったのか。
これには、こんな物語があるといわれています。
京都の三条に薬屋が新しく店を構えて、大きくて立派な鬼瓦を葺きました。
するとお向かいの奥さんが、原因不明の病に倒れてしまいます。
病を治そうと原因を探ると、薬屋の立派な鬼瓦により跳ね返った悪いものが向かいの家に入ってしまうからだとわかりました。
そこで、鬼より強い鍾馗(しょうき)さんを作らせ、魔除け・厄除けに据えたところ、奥さんの病が完治したのだそうです。
京都人は新しいもの好きで、はやりもの好き。
「お?あっちの家の屋根に、いいもんが乗ってるぞ?うちも取り入れよう!」ってな感じで、屋根の上の鍾馗さんが広まったのかも知れません。
京都には町内ごとにお地蔵さんがいる

京都の街中は、至るところにお地蔵さんがいらっしゃいます。
お地蔵さんのほこらは、どれだけあると思いますか?
数えたことはないのですが、おそらく市内のコンビニの数よりは多いです。
なぜなら、京都のお地蔵さんは基本的に町内ごとにいるからです!
京都の街中にはお地蔵さんだけでなく、大日(だいにち)さんがいる場合もあります。
大日さんとは、大日如来のこと。
お地蔵さんより数は少ないですが、お地蔵さんと一緒におまつりされていることもあれば、大日さんだけでおまつりされている場合もあります。
子どもたちの夏のお楽しみ「地蔵盆」
京都の子どもたちにとって年に一度のお楽しみ、それが「地蔵盆」です♪
地蔵盆とは、町内ごとに行われるお楽しみ会のようなもの。
だいたい、8月24日前後に行われています。
(大日さんをお祭りしている場合は、28日前後に大日盆が行われます。)
地蔵盆で何をやるのかは、町内ごとにまちまちですが、私の町内を一例にご紹介しますね。
- 金魚すくい
- ヨーヨー釣り
- 輪投げ大会
- 当てもの(福引き)
- 数珠回し
- 花火大会
- プール
お菓子をもらって、みんなで集まって、ワイワイガヤガヤ・・・
それが地蔵盆です!
ちなみに、「数珠回し」って気になりませんか?
数珠回しは、長〜いお数珠(3mくらい?)のまわりに、みんなで輪になって座り、お念仏に合わせて数珠を回す、ちょっと不思議なイベントです。
玄関先の厄除けちまきは、祇園祭でGET

京都の家の軒先に、ちまきが飾られているのを見たことはありますか?
これは「厄除けちまき」といわれるもので、毎年祇園祭でいただいてくる「厄除け」です。
祇園祭では山と鉾が合計34基立ち並び、その一つひとつの町内ごとにちまきが作られます。
そのため、ちまきのデザインは山鉾ごとに違うんですよ!
どこの山鉾のちまきを飾るかは、各家庭の目的やご利益・ごひいきなどによります。
祇園祭のちまきについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

町の床屋さんは道の角にある

京都の街歩き中、「床屋」に注目してみてください。
いわゆる、京都の男衆が利用する「散髪屋さん」です。
なぜか、道の角っこエリアにひっそりと建っていることが多いんです!
なぜ道の角に散髪屋さんが多いのか。
この理由は、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代の京都では、小さな町単位で人々が暮らしていました。
四つ辻の角には木戸があり、夜間はその木戸を占めていたのですが、その木戸番を兼ねていたのが「床屋」なんです。
また散髪屋さんは、お客様同士の情報交換の場所でもあったんですね。
だから、今でも京都の男衆は、馴染みの散髪屋さんに通っているのだとか。
そんな歴史と名残をもつ、京都の散髪屋さん。
京都の街歩きの際は、ちょっと探してみてくださいね。
家の前に「いけず石」

京都の街を歩いていると、敷地内に大きめの石を置いている家があります。
この石は、「いけず石」と呼ばれているものです。決して、漬物石ではありません。
「いけず」というのは京都弁で、「意地悪」という意味ですね。
京都は道が狭く、車の往来には適していません。
そんな中、無理やり通行する車に「自分の家を傷つけられたら大変!!」というわけで、自分の家を守るために敷地内に石が置かれているんです。
車で通る人からすれば「見にくい場所に、ジャマな石なんか置いて!ほんと、いけず(意地悪)やなぁ!」というわけですね。
このいけず石、サイズも形もまちまち。
「あ、こんなところにも!」という、思いがけないところにも置いてあったりしますよ!
まとめ

京都の街歩きで注目すべきポイント、いかがでしたか?
最後に、注目ポイントを簡単にまとめておきますね。
- 屋根の上の鍾馗さん
- 町内ごとのお地蔵さん
- 軒先の厄除けちまき
- 町角にある床屋さん
- 敷地内のいけず石
今度京都の街をお散歩する時は、これらに注意してみてください。
きっと、今までとは一味違った京都散歩が楽しめますよ。


コメント